知ってて当然「ダウ理論」。ちゃんと理解出来ていますか?

勉強

こんにちは、「Mata」と申します。

株式市場でチャールズ・ダウが6つの理論「ダウ理論」を提唱しました。これは為替市場でも広く認知され使われています。

この記事ではダウ理論について「意味の解説」と「理論の理解」をまとめていきます。

世の中には無数にダウ理論を説明しているサイトがありますが、私が自分なりに解釈してこう理解しているという内容のため他とは違う点があるかもしれません。

6つの理論

1.平均はすべての事象を織り込む

ファンダメンタルズ(経済情勢)や自然災害やテロなど予測不能な事象も為替市場に織り込み済みであるという考え。

例えば絶好調だったアメリカが色々やらかして落ち込んできたら上昇トレンドが終わり高値を切り下げてくる。チャートにその時の状態が反映されてくるため経済情勢などは知らなくても勝てるということ。

2024年7月11日の「アメリカ CPI」を見てみます。

CPI (しーぴーあい)英語表記「Consumer Price Index」の略で「消費者物価指数」のこと。 消費者が購入する各種の消費やサービスの小売価格の変動を調査・算出した経済指標です。

日足ダブルトップ

USDJPY 1D

6月のCPIの結果がとても弱かったらしく一気に400pipsほど下がりました。

日足で見ると「ダブルトップ」を形成し、ネックラインを抜けて一気に下がっているように見えます。

そして前回高値に支えられ一端ストップしています。

更に細かく見ていきましょう。

15mチャート

USDJPY 15m

15分足のチャートです。

黄色線が4時間足ダウチャート。青線四角内がレンジ。ピンク線が1時間足ダウです。

前回高値に到達していませんね。その中で1時間足でダブルトップを作ってきていますね。

ここのネックラインを割ることで1時間足では下降トレンド転換。4時間足ではエリオット2波を形成して来る場面となります。

そして15分足で高値切り下げを見せています。

つまりこれから上昇トレンドを継続させるにせよ一端の押し目を形成するためにクニカル目線は既に下であったとわかります。結果的には指標により一気に下がっていきました。

実際私はこの4時間足エリオット2波を狙いに行くか迷っていました。ショート仕込んでいればなー・・・

エントリーしなかった理由は「修正波は極力狙わない」からです。4時間足、日足の修正波ならそこそこ値幅取れるので良いですが1時間足の修正波は基本狙いません。今回は4時間足エリオット2波のため4時間足修正波なので狙ってもよかったのですが、その1個前のエントリーが4時間足修正波を狙って大きく下がらず負けてしまい「推進波に絞ろう」と思っていた矢先だったからです。トホホ…

このようにチャートを見ているとその時のファンダメンタルズ要素が垣間見える場面が多くあるのだと思います。

2.トレンドは3種類

  • 上昇トレンド:上昇しやすい傾向にある相場環境、決定因子は「安値を切り上げ高値を更新」
  • 下降トレンド:下降しやすい傾向にある相場環境、決定因子は「高値を切り下げ安値を更新」
  • レンジ相場:上昇でもなく下降でもないある一定の高安値で推移している相場環境。どっちに行こうか迷っている場面。または力を蓄えている場面。
上昇トレンド①

上昇トレンド

黄色線を見ると上昇傾向にありますね。ですが素直なN字を描かず、ある地点において高値を一気に更新しているのがわかります。

青線四角内はレンジ相場です。つまり上昇トレンド内でもレンジは発生していて高値を超えることでトレンド継続が確定するという事です。

レンジ相場には「迷い」or「力溜め」の2パターンがあり、これは「力溜め」のレンジでした。証拠に高値は更新できていませんが安値は切りあがっています。つまり「売り勢力」がどんどん弱くなっているという事が言えます。

上昇トレンド②

下降トレンドも一応載せておきます。上昇トレンドの逆なだけですね。

下降トレンド

下降トレンド

3.主要トレンドは3段階ある

  • 先行期:下降トレンド中に「もう下がらないだろう」と思った少数の投資家が「底値買い」を行ってくる時期。
  • 追随期:市場価格の上昇を見て追随者が買いを入れる時期。狙うのはここ。
  • 利食い期:みんなが手仕舞いを始める。ここで買うのは遅すぎる。

いわゆる「エリオット波動」のこと。トレンドは5つの波から出来ている。高値を超えるとさらに高値を超すことを前提に形成される。

エリオット①
エリオット②
  • 1波から買う人が先行期の人。下降トレンド中だが買ってくる。
  • 2波はまだ「下降トレンドを継続させたい人」や「継続すると思っている人」の売り。
  • 3波は2波の高値を超えることで「下降トレンド終了した!」と考える人が増え、みんな買いにシフトする。結果、「新規買い勢」+「手仕舞い勢」が合わさり急上昇していく。その時下降トレンドが終わったと客観的に見える相場ならよりみんなの買いが集中する。
  • 4波は1波~3波で買っている人達の利確による下がり
  • 5波は「やっと戻り目を付けた!今度は買っていくぞ!」という買うのが遅い人達。4波で多くの人が利確しているので伸びない場合が多い。2枚目の画像は偶々伸びた。
  • A波B波C波は短期的な下降トレンドとなる最初の高値。つまりは下目線。ただし修正波局面なので伸びは大きくない。狙うのは上級者向け。

4.平均は相互に確認されなければならない

正の相関関係にある通貨はお互いに上昇すれば上昇する関係性、負の相関関係にある通貨において片方が上昇すれば片方は下降する関係性。

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この相関関係を取り入れるべきなのかよく迷います。エントリーする際は一応見に行くのですが不確定要素を増やす要因になり、振り返ると「相関関係を見ていたから助かった」という場面はほとんどなかったような気がします。

5.トレンドは出来高でも確認されなければならない

出来高は為替には無いので無視。ティックチャートと言われる自信で使用しているFX会社内の取引内容を見る事は出来ますが無数に存在するFX会社すべての取引内容を細かく見る事は出来ません。バイナリーオプションに応用しようとしたことはありますが個人的には意味のない物だと思いました。

6.トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する

高値を切り上げ更新している限り上昇が継続していると捉える。安値を切り下げ更新している限り下降が継続していると捉える。これを覆すと「明確な転換シグナルが発生した」となり、トレンド終了となる。

トレンド転換

レンジの場所で「上昇トレンドを作りたい勢」と「下降トレンドを継続させたい勢」の攻防が行われている。

結果はレンジの高値を割ったことで上昇の1波が作られる。2波の高値を割ることで完璧に下降トレンドは終了となり上昇トレンドが確定する。

「下降トレンドを継続させたい勢の損切」+「新規買い勢」により一気に上昇する3波となる。

ダウ理論の考え方

つまりダウ理論とは

相場の大まかな方向」と「勢い」を「自分が見ている時間軸」で知ることが出来る理論である。

相場の大まかな方向とは
「安値切り上げ高値更新」なら上昇トレンドであり「上目線」である。「高値切り下げ安値更新」なら下降トレンドであり「下目線」である。

勢いとは
エリオット3波が形成されると「新規勢」+「損切による手仕舞い勢」の決済を巻き込むので大きく値幅が動く。
エリオット5波は「新規勢」が少なく、既に多くの「利益確定の手仕舞い勢」の決済のため値幅が伸びない。

これらを判断する要素であるということ。

ただし「自分が見ている時間軸」だけの話であり
例えばあなたは15分足を見て上昇トレンド中と判断し戻り目を形成したためロングエントリーをしました。でも全然伸びなかった。なぜか。

15mチャート

15m

4hチャート

4H

15分足では上昇トレンド転換していてロング場面だが4時間足ではエリオットABC場面であった。

つまり上位足のダウ理論の分析が大事になってくる。そして狙う場面は「エリオット3波」を狙う。なぜならそこが一番大きく伸びるから。

上位足のトレンドの方向に従って取引することが大前提。これが出来ないと一生勝てない。今自分が狙っているのは「どの足(4時間足)」の「どの場面(エリオット2波を形成し3波を作る)」なのかを理解してエントリーする事が勝てているトレーダーなんだと思います。


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